自転車で旅をしながらソロのライブツアーをやれたらいいな、この想いは僕が2000年にチャリで上京したとき以来想い続けてきたことだった。
六年越しの想いを形にすべく、大阪から青森まで、15カ所、北海道を4カ所の旅を企画していたとき、一体何のためのチャリツアーなんだろう?
こんなことに共感を持ってくれる人はいるのだろうか?? 実は馬鹿げたことをやっているだけなのではないだろうか?
そんな思いが頭をもたげることが無かった訳ではない。 でも、実際に旅してみてその思いは払拭された。
何かを表現する、ということと、旅、は、それほどかけ離れたことではなかった。
表現者も、何かに感動しながら表現したいから。
思えば古くは松尾芭蕉、富岡鉄斎、山下清等の、偉大な芸術家達は、方法は違えど、旅をしながら、自らの環境を変化させ、何かを得ながら創作してきた。
そのような偉大な芸術家と自分をなぞらえるのは気が引けるが、僕は、絵を、紙やキャンバスではなく、空間に描く。それが違うだけ。
描いた絵は後からでも見てもらえるけど、空間に描かれた絵は、その場で、その空気を共有してもらわないことには見せられない。だから、少しだけ、やり方に工夫が必要だった。
旅から得た様々な感動や想いを、音楽を通じてみなと共有することなんか出来るのだろうか?
との思いも、簡単に払拭することが出来た。
それは以外と「普通」な事だった。
本当にいい出会いの数々でした。
僕は、また旅に出る。来年の春は、鹿児島からはじめて2ヶ月の長い旅に出たい。
ライブハウスのオーナーさんなどの、演奏をさせていただく場所の人たちにお願いがあります。
自転車旅ではライブに必要な全ての物資を持っていくことが出来ません。
それらの受けわたしを、郵送でお願いすることもあるかもしれません。
また、味噌や塩や油等を少しだけ分けて頂けるとうれしいです。
こんな僕のライブ企画に賛同して下さる方々との、新しい出会いを楽しみにしています。
出演してほしい、とおっしゃるライブハウスの方々がいらっしゃいましたら、是非ご連絡ください。
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